りさと3人のDoctors
第48章 傷を負ったりさ
_____翌朝
「んん〜…」
「りさ、起きた?」
「豪先生…」
りさが目覚めると、部屋には豪がいた。
「おはよう。身体、今痛いところないか?」
「うん、大丈夫…。あれ、みんなは…?」
「姉ちゃんは用事で家に戻った。蒼と蓮は外来だけど、お昼になったら2人とも来るからな。」
「うん…。」
りさは蒼が来ると聞いて不安そうな顔をしたが、豪はあえてそこには触れなかった。
「りさ、俺も仕事戻らないといけないんだ。お昼までひとりだけど大丈夫か?」
「うん。」
「えらいな。朝ご飯持ってきてもらうから、それ食べたら寝てたらいいからな。」
そういって、豪はりさの頭をぽんぽんとした。
りさが怖がらないか、あえて頭を撫でて反応を見たのだが、特に拒否する様子もなかった。