りさと3人のDoctors
第1章 プロローグ
「小野寺先生。りさのこと、どうかよろしくお願いします。」
「白鳥先生、私の方こそ、2人揃ってまた海外に行ってもらうことになり申し訳ない。りさちゃんは私が責任を持ってみるよ。」
「りさのそばにいられないのは母親として心苦しいですが、理事会で決まったことですし。途上国の医療支援には興味があったので、しっかり学んできます。」
「そう言ってもらえるとありがたいよ。それじゃ、2人とも気をつけて。」
こうして旅立った2人だったが、派遣先で紛争に巻き込まれ、そのまま帰らぬ人となってしまった。