りさと3人のDoctors
第51章 生理と救急搬送
保健室に運ばれたりさはすぐにベットに寝かされた。
「白鳥さんわかる?どこか痛いの?」
保健室の先生に声をかけられるがりさは頷くので精一杯。
「救急車を呼びますので、先生は一ノ瀬先生に伝えてお家の方に連絡してもらってください。」
「はい!わかりました!」
体育の先生は無駄に良い返事だけをして職員室に走って行くと、ゆきちゃんは保健室の先生にりさが生理であることを伝えた。
「先生、白鳥さん今日生理になったみたいで具合悪かったんです…。」
「そう、ありがとう。あ、白鳥さんの着替えと荷物、悪いけど教室から持ってきてあげてくれる?」
「はい。わかりました!」
ゆきちゃんが教室にりさの荷物を取りに行ってくれている間、りさはついに耐えきれず嘔吐してしまった。
「うっ…ぅぅ…っ……ゲホッ…はぁはぁ…。」
5分経たずで救急車が学校に到着し、顔面蒼白で過呼吸になるりさは急いで病院に運ばれた。