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りさと3人のDoctors

第51章 生理と救急搬送



蒼「りさ大丈夫か?痛い?」


りさ「うん…。」



再びベッドに横になると、蓮がりさを診た。



蓮「りさ?倒れたときが10としたら、今どのくらい痛い?」


りさ「8くらい…。」


蓮「気持ち悪いのはどう?吐き気する?」


りさ「少し…。」


蓮「うん、わかった。ちょっと血圧測らせてね。」



蓮は点滴をしていない右腕の服を捲ってカフを巻くと、聴診器を当てて加圧をはじめた。

腕の内側には、採血でなかなか血が出ず圧迫されたあざの痕が残っている。



りさ「んっ…痛い…。」


蒼「りさ、血圧測ってるだけだから痛くないよ。ちょっと腕締めつけてるだけだから。」



心が弱っているりさは、なんでも敏感に感じて反応してしまう。



蓮「う〜ん、ちょっと低くなっちゃってるな…。」


豪「足上げとくか?」


蓮「うん、お願い。」



豪はりさの足の下にクッションを入れた。



蓮「りさ、痛み強かったらもう1回坐薬入れとこうか。」


りさ「やだ…、坐薬はやだ…。本当にやだ…。」


蓮「わかったわかった…。我慢はダメだから、点滴に鎮痛剤入れとくね。」


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