りさと3人のDoctors
第51章 生理と救急搬送
蓮「次お熱も測るね。」
蓮はりさの脇に体温計を挟み込んだ。
ピピピッ…
蓮「37.5°」
豪「だいぶもどしたから、熱出ちゃったな。」
蓮「今から採血しちゃおうか。炎症反応あるだろうし。」
蓮の口から1番嫌いなワードが出てきて、りさは不安になり泣き始めた。
蓮「泣かないで〜。すぐ終わらせるから。」
りさ「やだ…っ、もういっぱいしたからやりたくない…。ぐすん」
さすがに先生たちも今日は可哀想だと思ったが、心を鬼にしてテキパキと準備し、アルコール消毒も終えた。
蓮「りさ、蒼兄か豪兄のこと見てて。」
りさはなんの迷いもなく蒼の顔を涙目で見つめると、蒼はりさと目線が合うようにしゃがみ込み、りさの頭に手を置いた。
豪はわかっていても少し悔しそうな顔をしてりさの腕を押さえると、蓮はクスッと笑った。
蓮「りさ〜、チクってするよ〜、いくよ〜。」
りさ「んっ…ぁ、痛っ、いたい…っ、うぅぅ…。」
蓮「もうちょっとね〜…。よし、抜くよ。」
りさ「痛…っ。」
蒼「りさえらいな。ほら、もう終わったよ。頑張った頑張った。」