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りさと3人のDoctors

第56章 わたし感じちゃうから…



コンコンコン___



蓮「りさ〜、ただいま!蒼兄もいるよ…って泣いてる?」


蒼「りさどうしたの、なんで泣いてるの…。」



りさがひとり泣いていると、タイミング悪く家に帰ってきた蒼と蓮が部屋に来てしまった。

ソファーで泣くりさをみて、蒼はりさの隣に、蓮は反対側の肘掛けのところに腰掛けた。



りさ「ぅぅ…、もう治療したくない…。ぐすん」


蒼「どうして?今日の治療のことなら気にしなくていいから…。」


りさ「ぐすん、ぐすん…、もうしたくないのっ…。」


蓮「なんでしたくないの…、ちゃんと教えて?」


りさ「だって…、ぐすん。だってわたし感じちゃうから…。先生に指入れられて変な感じになるのって、わたし感じてるんでしょ?これからどんどん気持ちよくなっていくって、先生も知ってたんだよね…。わたし、治療で先生にこんなエッ…、こんな治療もうしたくない…っ。」



りさの言葉に、蒼も蓮も耳を疑った。

昼間話をしていたところなのに、あまりにも早くりさが気づいてしまったようで、2人は顔を見合わせる。


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