りさと3人のDoctors
第59章 勉強も治療もがんばるりさ
コンコンコン___
「ケホケホッ…、はい。」
夜の12時過ぎ、りさが勉強していると仕事から帰ってすぐに蒼が部屋にやってきた。
「先生。」
「りさ、まだ勉強してるのか。今日はここまでにしてもう寝な?体もちゃんと休めないと…。」
「まだ眠くないし大丈夫だよ。がんばらなきゃ…。」
「りさ?りさがまだ大丈夫って思ってても、体は疲れてるもんだよ。そうやって限界までやるとまた具合悪くなるから。ほら、勉強やめるまで俺ずっとここでみてるよ?」
「…もう〜。わかった、寝るってば。」
蒼の圧に負け、りさは勉強をやめて大人しくベッドに入った。
こうして、タイミングよく家にいられることも少ないので、りさが寝るまでそばにいようと、蒼はベッドに腰掛ける。