
りさと3人のDoctors
第61章 父の一時帰国
蓮「あれ??噂をすれば……。」
蒼「なぁ、りさ見てないか!??」
蒼はとても焦った様子で、久しぶりに会った謙二郎のことなど全く気にもとめてないようだった。
豪「見てないかって、りさは今日治療だろ?」
蒼「それがまだ来てないんだよ…。」
蓮「バスが遅れてるとか?」
蒼「今日はタクシーで来いって言ってある。それにメールも返事ないし、電話も繋がらないんだよ。少し前からなんか嫌な予感があったんだよな。まさか、りさなにか事件に巻き込まれたんじゃ…。」
蓮「え、本気…?ちょっと俺もりさにかけてみる。」
"プルルル…、ガチャッ、おかけになった電話は電波の届かないところにあるか〜…。"
蓮もりさに電話をかけてみるが繋がらない。
蓮「ほんとだ、ケータイの電源切れてそう…。蒼兄どうしよう、りさなんかあったかな?」
豪「おい、もしかして拐われたのか…?」
3人とも、これはなにかやばいことになったと慌てだした。
