テキストサイズ

りさと3人のDoctors

第61章 父の一時帰国



謙二郎「蒼、りさちゃんは今日どういう予定だったんだ?」


蒼「朝から学校の夏期講習行って、15時ごろ終わってるはず。学校の前からタクシー乗っておいでって言ってあったから、本当ならもうとっくに着いてて、治療してる時間なんだ…。連絡は一切ない。」


謙二郎「蒼、とりあえず、学校にいないか連絡してみなさい。」



謙二郎に言われた通り、蒼はすぐに学校へ電話をかけた。



謙二郎「豪と蓮は、なにか思い当たることないか?最近りさちゃんに変な様子があったとか、なんでもいいから。」


豪「勉強ずっとしてて、かなり疲れてる感じはあったけど…。」


蓮「……りさ治療がつらそうだった。勉強もだけど、最近治療のあとすごく疲弊したような顔してた気がする。無理して笑顔作ってるけど…。」



謙二郎は黙ってなにか考えている。


蒼も電話が終わったが、りさの下駄箱に靴はなく学校には残っていないとのことだった。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ