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謙二郎「りさちゃん、治療が嫌でどこか行ったとか考えられる？」



なんだかんだで、りさは今まで悩みがあれば先生たちに相談してきた。

りさが連絡もなしに治療をサボるなんて、普通なら考えられない。

でも、少し前に治療をやりたくないと言い出したし、その後も感じてしまう治療がずっと嫌だったのかもしれない。

勉強の疲れも相まって、治療から逃げたくなったとは考えられなくもなかった。



蓮「あり得ると思う…。」


蒼「俺のせいだ…。俺が無理させてた、りさがつらいのに気づいてなかった…。」


謙二郎「蒼、今はそんなこといいからとにかくりさちゃん探すよ。蒼はりさちゃんが病院に来たときのためにここにいなさい。念のため警察にも連絡するんだ。豪と蓮は一緒に探しに行こう。」



謙二郎の冷静な判断と指示で、蒼は病院に残り、豪と蓮、そして謙二郎はりさを探しに外へ出た。