りさと3人のDoctors
第67章 治療の再開
こうして、無事に元気になって退院したりさは、次の週に治療を再開した。
数週間ぶりに見る治療台からの眺めに、りさは少し緊張している。けれど、大好きな、恋人の蒼の治療だから、不思議と前よりも怖くはなかった。
「よし、りさ始めようか。大丈夫?久しぶりだから緊張しちゃう?」
「ちょっと緊張するけど、もう怖くはないよ。先生だから頑張れる。」
「うん、えらいな!そしたら、まずは指入れるところからしようね。ゆーっくり入れてあげるから力抜いててね。痛かったら我慢しないで言うんだよ?」
「はい。」
「よし、入るよ〜…。」
蒼はいつもより潤滑剤を多めにつけて、ゆっくりと指をりさの中に進めた。
「んんっ………」
久しぶりの感覚に、りさの体はビクッとする。
「りさ大丈夫?痛くない?」
「うん…。」
「奥進めるよ〜…。」
「んっ…んん……っ……んぁっ」
奥まで入り切ると、りさは小さく声を漏らした。