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りさと3人のDoctors

第68章 生理の相談


「毎月きちんとした周期で来てるね。これなら大丈夫だ。よし!それじゃあ、これからお薬の説明していくね。まず、生理をコントロールするにはピルって言う薬を使うんだけど2種類があるんだ。今の生理日より前にずらすか、後ろにずらしたいかで変わってくるよ。」


「どう違うの?」


「簡単に言うと薬の強さが違うかな。生理を今より早める場合は弱い方を、遅らせる場合は強い方を飲むんだ。飲む日数も変わってきて、早める方が薬の飲む回数は多くなるよ。」


「えっ、じゃあわたし強い方がいい。飲む回数少ないのがいい…。」


「りさ待って?たしかに、飲む回数は減るんだけど、成分が強い分、副作用が出やすいんだよ。ピルの副作用には血栓症や頭痛や吐き気がある。りさはせっかく早く相談に来てくれて、センターまでもまだ数ヶ月あるから、今から弱い薬を飲み始めて体を慣らすのはどうかな?せっかく生理をコントロールできても、試験本番に副作用で気持ち悪くなったりしたら嫌でしょ?」


「うん、それは嫌だ…。にぃにの言う通りにしてみる。」


「うん!そしたら決まりだね。じゃあ、血液検査して終わりにしよっか。」


「えっ…?」


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