
りさと3人のDoctors
第71章 センター試験
次の日。
朝、9時ごろに目を覚ましたりさは、蒼の言ったとおりすっかり熱はなくなって、重い頭と身体もスッキリしていた。
リビングに降りると、蒼は病院に行ってしまったようで豪がコーヒーを飲んでいる。
「豪先生、おはよう。」
「あぁ、りさおはよう。どうだ?熱下がったか?」
と言いながら、豪はりさのおでこに手を当てる。
「うん。起きて測ったら36.3°だったよ。」
「そうか。疲れててちょっと熱出してたんだな。もうしんどくないか?」
「うん、大丈夫。」
「よかった。」
と言って、豪はりさの頭をぽんぽんとした。
