りさと3人のDoctors
第11章 手術がこわい
そして夜になり、カンファレンスを終えた蒼はりさの病室にやってきた。
「りさ、気分どう?気持ち悪くない?」
「うん。もう大丈夫。」
「うん、よかった。採血のあと気分悪くなったって聞いて心配したよ。…りさ、ちょっと横座ってもいい?」
蒼はりさのベッドに腰掛けた。
「夜ごはんは全部食べれた?」
「………。」
「残しちゃったか。」
「ごめんなさい…。」
「謝らなくていいんだよ。ただ、昨日もあまり食べてなかったから、手術もあるし先生ちょっと心配なんだ。」
「ごめんなさぃ…。」
りさは俯いて、申し訳なさそうにしていた。
「おいで。」
そんなりさを見て、蒼はりさの肩を抱き寄せた。