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蜃気楼の女

第37章 田所学園長の復活

 蜃気楼の女たちは5人で1グループを構成する。序列が厳しく決められる。最初にこの儀式を行なうまで、女たちは、男と自由に交わることは許されない。超能力の力だけでなく、肉体的な力、体のバランス、顔の造作も、序列に加味される。
 序列順位1位は、男の顔の上にまたがるように立つ。順位2位が左手を押さえる。3位が右手を押さえる。4位が左足を押さえる。5位が右足を押さえる。押さえつけ動けない男を、順位1位の女が男を丸裸にするように服を1枚1枚はいでいく。はいでいく順番はどこからでもいい。ただし、パンツはラストである。テントのように反ったパンツから怒張した肉棒を引っ張り出すようにパンツを破り裂く。素っ裸になった男の心棒をくわえ、パンパンに反り返させるように、起立させることが1位の役目である。
 しかし、大抵の男は5人に取り押さえられた時点で興奮して勃起が最大級になっている。この手の性癖を好む男の嗅覚が鋭いのだ。とは言っても、男が起立しなければその男は解放される。解放された男は、蜃気楼(しんきろう)の女から受けた官能を忘れられなくて、蜃気楼(しんきろう)の国を探してさまよう。探すことに人生をかけるが、探すことはできない。大抵の男は、人生に失望し自殺してしまう。蜃気楼の女の魔性の性技はすさまじいものがある。だから、事件の真相は、いつも闇の中である。
 蜃気楼(しんきろう)の女たちは、永遠に起立する男を捜し求める旅を続ける。そう言う男を見つけた後、1位の女が、捕らえた男の心棒を女性自身に迎え入れ、穴の奥深く精が放出されるまで抽挿を繰り返す。男が精を放出すれば、順位2位と入れ替わる。手足を押さえている位置も順次交代する。やがて、5人全員の女の女性自身の中に精を放出することができた男だけが、蜃気楼(しんきろう)の男として認知される。認知された男は初めて蜃気楼の国に拉致されてお持ち帰りとなる。
 男は、一生女たちの性奴隷として、5人の女たちに24時間不眠不休で奉仕する。それだけの行動が自由で、他の行動は一切許されない。

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