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蜃気楼の女

第41章 未来に向かって

 そう言いながら櫻子は、田所の首筋に舌の先を少しずつ移動させていく。手は田所の股間をズボンの上からそっとなでていた。邪心といえども、櫻子の先祖伝来の魔性の性技にあがなう術はなかった。ズボンを心棒が徐々に押し上げていく。その間に尚子が田所のスーツのすべてを切り裂くと、田所はボクサーパンツ一枚のキン肉マンに変身した。櫻子にずっとこすられ刺激を受けていた田所の局所はエベレスト山のようにボクサーパンツをせり上がらせた。
「さあ、最後の一枚はあたしが心を込めてはいで、すっぽんぽんにしてあげるわ」
「わぁーーーー 止めてくれぇーーー」
 櫻子は田所の口元から顔を遠ざけると、首筋にキスをした。そして、パンツをはさみで裂くと怒張した芯棒が飛び出した。田所は首を必死に持ち上げながらその様子を見守っている。
「ああああー 止めてくれー 俺は童貞なんだぁー」
「あらぁー 不自由してなかったのはやっぱりうそだったのね、うそつきはいけませんね。あたしは処女よ、じゃあ、異性とは未経験どおし、たっぷり楽しみましょうね。じゃあ、あなたがこれから入る穴を見せてあげるわね」
 櫻子は田所の顔の上にまたがると、秘部を田所の口元に置いた。
「初めて見るんでしょー いいのよぉー よーく 見るのよぉーー ここに入るのよぉー ねえ、見えてるのぉ?ーー」
 田所は目を大きく開いて鼻息を荒くしていた。鼻息が荒くなるはずで、その間、尚子が田所の芯棒を根元から先に掛けて、舌の先でなめていた。
「どうーー 邪心さん、気持ち良くなってきたぁー?」

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