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蜃気楼の女

第41章 未来に向かって

 尚子はそう言うと、橋本の腰を見た。芯棒が下腹部に突き当たるように反り返っていた。尚子はその上にまたがり、芯棒を握ると、そのまま、自分の秘部にあてがい、腰をゆっくり下ろしていった。
「ああああー この感じよぉー おじさん、おかえりーーー」
「あああー 尚子、いいよぉー すごいよぉー」
 尚子は橋本と再びつながれたことを喜んだ。腰を上下に移動させながら、涙を流す。橋本は復活の喜びも重なって、感度が増幅していた。それに、手足を拘束されているという体勢も興奮した。あっという間に、尚子の中へ精を放出してしまった。尚子も橋本との思いがけない合体に興奮し、橋本の体の上に重なりながら息を整えていた。
「尚子、良かったねぇー 橋本さんと一緒になれて さあ、今度はあたしの番よ」
 その櫻子の言葉を聞いて驚いたのは橋本だった。
「えぇー 何をするつもり?」
「決まっているでしょ、あたしの番よ あたしの記憶って、あるんでしょ?」
 櫻子に言われ、二人で仲の睦まじい頃の思い出がよみがえる。橋本の芯棒がさらに怒張した。
「あっ、平八さんからちゃんと引き継いでくれていたのね、平八さん……感謝よ」
「櫻子様、あたしは上をしますので」
「うん、お願いよ、あんたは後1回だけ、あたしも後1回ね、あっ、これは順番だからね、5回が儀式での回数だから、平等は無理でしょ?」

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