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蜃気楼の女

第9章 蜃気楼の国

 アーイシャは安田に被せた筒を素早く外した。アーイシャは安田の腰の上にまたがった。反り返った肉棒の先を右手でつまむと、先端を股間の穴に添えた。そのまま、腰を下ろしていき、するりと簡単に肉棒の先端が穴の中に入っていった。彼女は腰をゆっくり下ろし更にさきにすすめる。下ろしていた腰の動きが止まった。アーイシャは顔をしかめた。
「ねえ、痛いのかい? 」
 安田が心配そうにアーイシャに声を掛けた。
「あたし、初めてなの…… 」
「分かった、ゆっくりいこう」
 アーイシャは時間を掛けて腰を下ろしていく。体の筋肉が隆起している。やがて、安田の肉棒がアーイシャの奥まで到達した。アーイシャが笑顔になった。何度がゆっくり腰を上下に動かしていく。尋常な筋力ではない。体中に筋肉が浮き出ている。
「ああ、嬉しいわ、いいわ、とても、今までにない感覚だわ、ウウウウーーー 」
 アーイシャは自分の乳房を両手でもみしだいていた。やがて、腰を落としたまま、背中をのけぞらした。
「ああああーーー 」
 彼女は息を荒くしてそのまま後ろに倒れて気絶したようだ。安田はそれを見て、そのまま、中に射精した。安田がこんなに簡単に射精してしまったのは初めてのことだった。しかし、射精しても安田の肉棒ははち切れんばかりに回復した。アーイシャのちつが安田の肉棒に刺激を与えてくる。「こんなことって…… 」
 安田はこの国の女を忘れられなくなっていく。自分の使命を、忘れていく。ただのオスに、ここの女たちに飼い慣らされて、もてあそばれていくのだ、と己のペットとしての境遇に観念した瞬間であった。

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