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【期間限定】文字の世界を救え!

第5章 『背徳教師』の世界

「仕方ない。じゃあ今ボクがプレイしているゲームの疑似体験ができるようにしてやるよ。そこにあなたの求める背徳があるかはわからないけど」


 サンタがそう言って指をパチンと鳴らすと、背景が瞬時に変わった。


「ここは……」


 底梨は豪華な玉座に座っていた。辺りは薄暗く、長いレッドカーペットの先には大きな扉がある。


「ついに見つけたわよ、魔王!!」


 そこからバアンッ!!と盾と剣を持った17歳くらいの少女が飛び込んできた。


「……え」

「覚悟しなさい、魔王!!」


 少女はマントを翻しながら、底梨に突っ込んでいく。
 

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