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【期間限定】文字の世界を救え!

第7章 『お面ウォーカー』の世界

「ちょ、逃げないとやばいって! 昭玄……じゃなかった、田中さん!」


 アキラは良夫に逃げるよう促すが、良夫はお面を外すことに夢中になっている。


『グアアアアッ!』


 ドラゴンは咆哮すると、大きな翼で窓を吹き飛ばそうとした。


「パルプンテ!!」


 とっさにアキラは何が起きるかわからない呪文を唱える。


 その時だった。
 ずっとお面を外そうとしていた良夫が「プッ」と笑ったのだ。


「プッ……ププププゥ~~」

「あ、すまん。屁が出てしまった」


 なんとそれは良夫の屁だった。
 そしてそのガスはもろにドラゴンの顔を直撃し、ドラゴンはあまりの臭さに気絶した。



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