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ヌードモデルの思い出の温泉

第1章 もう一度、旅行


温泉に入ってくるだけの簡単な仕事です。

混浴の温泉を紹介する人気のガイド本だそうだ。

温泉好きのプロのカメラマンが趣味で出しているような本で、商業ベースでないストレートな記事と実景写真で人気があるという。

女性の入浴シーンがカラーで載るガイド本は掃いて捨てるほどある(らしい)が、このシリーズではタオル一枚(注:バスタオルではない)である。

ボディラインまるわかりだ。

なかにはタオル無しの勇気ある写真もあり、

大木をくりぬいたという浴槽(?)と一体化した女性はまったき裸身──お尻丸出しで至福の表情を見せている。

別のモデルで、座りポーズを斜め後ろから撮った乳首ギリギリの写真もある。

それらは、完全な裸をしっかり見られながでなければ撮れない写真だった。

タオルを使ったモデルも、現場ではすべて隠せたはずがない──同じ女性として、確信できた。

それを承知のうえで、事務所からのオファーにOKを出した私は、
楽しくて、ちょっと恥ずかしい一泊二日の旅行の詳細を説明された。

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