不純異性交際(下) ―それぞれの未来―
第4章 土曜日の夜
全身をこわばらせ激しく痙攣すると、いやらしく耳を愛撫される。
ピチャピチャと耳に反響するその音で、私のオーガズムは長く続いた。
彼はぬるりと肉棒を抜きながら、「やっぱ顔見てイキたい…。こっちむいて」と囁いた。
私はうつ伏せの状態から彼の方へ向き直すと、また先端でクリトリスをぬるぬると愛撫される。
「っ…んん…っ」
まっすぐ私を見る彼の視線に、おかしくなりそうだ。
「はぁっ…、舌…だして」
私が言われたとおりに舌を出すと、瀬川くんは自分の舌を絡ませた。
「んはぁ…はぁ…」
いやらしいキスとなおも続く秘部への焦らしに、ピチャピチャと音が聞こえ始める。
そのままぐっと挿入され、キスをしたままゆっくりゆっくりとピストンされる。
「あぁぁ……んんぅ……」
唇を離すと瀬川くんは私の鎖骨に吸い付いた。
「あぁっ、そこは…んんっ」
痛いほどの感覚なのに私の膣はどんどん締まり、ピストンは速くなっていく。
「はぁっ…っ…出していい…?」
「うんっ…んはぁっ…瀬川くん…手、つないでぇ…あぁんっ」
両手を繋ぎ、脳まで届きそうな深いピストンに気を失いそうな快感が押し寄せる。
「はぁ、…っ…イくよ…」
「ぁあっん、私…も…イッく…うぅ」
首をのけぞらせ私が果てるとすぐに、瀬川くんの肉棒が引き抜かれた。
勢いよく発射された精液は私の首元まで飛ぶと、とろりと滴った。
彼は私にキスするとティッシュを手に取り、私に付着した体液を優しく拭き取った。
そんな彼が愛おしくて首に手をまわすと、それに応えるように彼は私を抱きしめた。
膣にはまだジンジンと瀬川くんの余韻が残っている。
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「シャワーどうする?」
「んん…今日はもうこのまま眠りたいな…」
「ん。じゃあこっち」
腕を支えられベッドに上がると、そっと布団をかけてくれる。
彼は何度か私の髪を撫でたあと、いつものようにトン、トンと心地よいリズムで私の胸元を叩く。
すぐに眠りに落ちたようで、その後の記憶はない。