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第1章 第1の敵、飲ザー

死刑に処されようとしている人は、いよいよ今日が自分が命を落とす日だとなると、命を奪われる恐怖を感じないようにするため、刑場まで歩いている最中には殺されないとか、刑務官とお別れの握手をしている最中には殺されないとか、とにかく「殺される時が来るまでまだ時間がある」と考えるように努めると聞いたことがある。
口内ポコチンの刑に処されようとしている私も同じく然りだ。男性器と二人きりでシャワー室に入っていた時に、鶏唐揚げがどうのこうの考えたのも、こうしている最中にはダークマターが口内に入ってくることはない、と考えたかったからだろう。
だが当然、そうやってごまかしていられる時間はすぐに終わる。脱衣やら消毒やら、行為前に行うすべての作業は既に終わった。
目の前には男性器。その男性器との戦闘が始まる。

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