
理恵の初体験──ヌードモデルの覚悟──
第1章 理恵、奮戦(女子高生)
私は、ぎこちなくならないように気をつけながら、レオタードを脱いだ。
そうなると、肌色のファンデーションが限りなくヌード姿に近づけてくれる。
その擬似ヌードにも拒絶反応が出ないことを確認し、ファンデも脱ぎ去った。
コットンショーツだけを残した私が、出現した。
恥ずかしくなかった、と言えば嘘になるが──
▽
こうして、女性の肌に少しは免疫ができた彼は、完全に裸にした詩織さんで何回か練習して、見事合格。
一方、私はショーツをなかなか脱げずにいた。
私も進学先が決まり、自由登校の期間に入っていた。
女子高生という制約の意味は薄れていたのに、ショーツを死守していた。
とりあえず、二人とも入学式をすませるまではオールヌードにはならないことにして、彼にも納得してもらった。
全裸のほうがかえって恥ずかしくないんだよ。
詩織さんはそうアドバイスしてくれたけど、
脱いでしまったら後戻りできない──そういう思いがあった。
▽
勇気を振り絞って、ショーツを外したのは──曖昧な言い方だが──彼を正統な芸術家だと私も認めたからだったろう。
そうなると、肌色のファンデーションが限りなくヌード姿に近づけてくれる。
その擬似ヌードにも拒絶反応が出ないことを確認し、ファンデも脱ぎ去った。
コットンショーツだけを残した私が、出現した。
恥ずかしくなかった、と言えば嘘になるが──
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こうして、女性の肌に少しは免疫ができた彼は、完全に裸にした詩織さんで何回か練習して、見事合格。
一方、私はショーツをなかなか脱げずにいた。
私も進学先が決まり、自由登校の期間に入っていた。
女子高生という制約の意味は薄れていたのに、ショーツを死守していた。
とりあえず、二人とも入学式をすませるまではオールヌードにはならないことにして、彼にも納得してもらった。
全裸のほうがかえって恥ずかしくないんだよ。
詩織さんはそうアドバイスしてくれたけど、
脱いでしまったら後戻りできない──そういう思いがあった。
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勇気を振り絞って、ショーツを外したのは──曖昧な言い方だが──彼を正統な芸術家だと私も認めたからだったろう。
