
ドSな兄と暮らしています
第3章 たった1人の家族
3
教室に入ると、誰も話しかけてこなかった。
仲良しの友だちも、「おはよう」と声をかけてもなんか、反応が薄くて、困ったように笑うだけだった。
いつもの教室が、薄気味悪く感じた。
嫌な予感はしていたが、気づかないふりをして、午前中を過ごす。
昼休みは、そっと教室を出て、1人で外のベンチに行くことにした。仲良しの友だちたちは、あの調子だと今日は話せない。そう思ったからだ。
ちょうどその時、スマホにLINEが入る。
相手は仲良しの子の1人だった。
『今朝はごめんね……』
そんな内容で始まったLINEから、クラスの目立つ女子が、私のことを無視しようと呼びかけたことから、今日のあの態度だったことが伝えられた。
「くっだらない……なんだそれ……」
教室って本当に狭くて小さい。
日中だけの空間だから、何日か我慢したらみんな飽きて来るだろう。
嫌になったら早く帰ればいいや。
そんなことを思っていた。
教室に入ると、誰も話しかけてこなかった。
仲良しの友だちも、「おはよう」と声をかけてもなんか、反応が薄くて、困ったように笑うだけだった。
いつもの教室が、薄気味悪く感じた。
嫌な予感はしていたが、気づかないふりをして、午前中を過ごす。
昼休みは、そっと教室を出て、1人で外のベンチに行くことにした。仲良しの友だちたちは、あの調子だと今日は話せない。そう思ったからだ。
ちょうどその時、スマホにLINEが入る。
相手は仲良しの子の1人だった。
『今朝はごめんね……』
そんな内容で始まったLINEから、クラスの目立つ女子が、私のことを無視しようと呼びかけたことから、今日のあの態度だったことが伝えられた。
「くっだらない……なんだそれ……」
教室って本当に狭くて小さい。
日中だけの空間だから、何日か我慢したらみんな飽きて来るだろう。
嫌になったら早く帰ればいいや。
そんなことを思っていた。
