
ドSな兄と暮らしています
第6章 汐夏の挑戦
「鏡見ながら触って教えるから、ちゃんと見て」
と兄ちゃんに言われる。
「恥ずかしいよ……」
今まで、自分の目に触れたことの無い部分に戸惑いながらも、既に秘部は光り、雫が垂れてきていた。
……興奮しているのは明らかである。
「まず、上の方から触っていくよ」
そう言って、兄ちゃんの右手がクリトリスに伸びていく。敏感なその場所は少し触られただけでも、快楽をもたらす。
「うあっ……!」
「ここは知ってるよね? 名前はわかる?」
摘むようにもまれながら、訊ねられる。
快楽の波に揺られ、必死で声を抑えながら答える。
「ク…クリトリス……」
「そう。ちゃんと見て。こうやって、割れ目のところから垂れてきてるのを、ここに塗ると滑りが良くなる」
意識的に鏡を見るように促される。
更に快感を増すクリトリスに、声が抑えられなくなった。
「んっ!! んーーっ……!!! だめ…」
「ダメじゃないでしょ。じゃあ鏡見ながら汐夏が触って」
兄ちゃんは、私が触る間は、私の足を抑えて閉じられなくした。
『気持ちよくなりたい……』
一度そう思ってしまうと、恥ずかしくても触らずには居られなかった。
「あっ……あっ……」
声を出す。兄ちゃんは私が触る様子を見て、「優しい刺激からだよ」とか「もっと摘むように」とか、私の手を取って触らせた。
もうイキたい……。
そう思って強く触ろうとすると、
「はい、ストップ。手離して」
と言われてしまい、強制的に手を仕舞わされた。
