午後はセックスの授業!?
第6章 勇鷹×美紀
衝撃的なセックスの授業。
説明が終わった直後クラスは騒然としていた。
私には気になってる人はいるけど、彼氏は居なかった。
「セックスの授業あっくんと付き合ってからで良かったぁ」
「付き合ってなくても俺は茉希(まき)と組んでたけどな~」
「本当に~?」
衝撃動けずにいる私の隣りの席で親友の茉希は修学旅行で付き合い始めた稲本(いなもと)君の膝の上に乗ってイチャイチャしていた。
「ねぇ、美紀はペアどうするの?」
「……ペアどうしよう」
「早く決めた方がいいよ!七緒(ななお)君は?修学旅行の時良い感じだったじゃん!」
「修学旅行以来話してないから無理だよ…今更気まずいし、七緒君モテるからすぐ相手決まるだろうし…」
「あいつモテるけど最近彼女いるって話聞かないけどな?呼んでやろうか?」
修学旅行の時七緒君とは色々あってあの日以来七緒君の事ばかり考えていた。
あの時連絡先の交換もし損ねちゃって七緒君は特進クラスだから会いに行きにくいし、向こうもあんな事があったのに会いに来ないって事は七緒君からしたらあの日の事は大した事じゃなかったんだと思う。
「あっくん優しい!七緒君すぐに呼ぼう!」
「いいよ!きっと七緒君だって今はそれどころじゃないと思うし…私との事なんてもう忘れてるよ」
「そんなわけないじゃん!あんな事忘れるわけないって」
そう…あんな事と言うのは…。