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午後はセックスの授業!?

第6章  勇鷹×美紀



少し前に遡る。



うちの学校の修学旅行は2年の春にある。



その修学旅行の最終日の夜の事だ。
この時は茉希もまだ稲本君とは付き合っていなかった。



修学旅行最終日の夜。



就寝時間過ぎて、先生達の見回りが終わった。


先ほどまで真っ暗にしていた部屋にベッドの脇の電気スタンドの明かりが点く。

「…美妃?寝てないよね?」

「うん、起きてるよ」

同室の茉希が隣りのベッドから声を掛けてきた。

宿泊先がホテルなので、2人部屋だ。

電気を点けたのは修学旅行最終日の夜にみんなで集まる為だ。

集まるメンバーに同じクラスの茉希が好きな稲本君がいるので、私は2人が良い感じになるように協力する事になっていた。

親友の茉希の恋を応援したいし、こういうイベントはワクワクする。

私達の部屋に集まる事になっているので、みんなが来るまで待っていた。

すると、茉希がそわそわしながら話し掛けてくる。

「そういえば、稲本君と誰来るんだろ?」

「稲本君に声掛けただけだもんね、同室の保田(ヤスダ)君とかは来そうだよね?」

「…やっぱり女の子も連れて来るかな?稲本君モテるからなぁ」


稲本君を誘ったのがお風呂の時間に大浴場で待ち伏せをして誘ったので、集まるメンバーはちゃんと決めていなかった。

しかし、稲本君が女の子を連れて来たら茉希と稲本君の仲を深めるのが一気に難しくなりそうだなぁ…。

もう少し早く声掛けて集まるメンバーちゃんと決めておけばよかった。

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