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全く分からないけど、とりあえずペアの相手が園田という事で好みの女子と組めるのはラッキーかもしれない？


「そしたら園田は授業終わるまで教室で自習だ」

「…はい」


園田を見ると目が合って、目が合った瞬間園田は俺にペコッとお辞儀をして職員室を出ていった。



「龍虎、園田と授業受ける時優しくしてやってくれよ」

「ア！？んな事言われなくても分かってる……」


女に対しても暴力的に見えるのか…


「あー…園田は今までペアに恵まれてなくてな、恐らく今回も…」

「は？そしたらあのペアのヤツ厳重注意とかねぇの？」

「内容が内容なだけに園田から申し出がない限り何も出来ないんだよ。まぁ、お前は実は真面目な生徒だと先生知ってるからな！」

「【実は】は余計だろ！」


通りすがりの俺がペアの相手で良いと思うくらいだ…余程嫌な思いをしたのかもしれない。

だからって女子の扱い分からないけど、園田の事怖がらせないようにしてやらねぇとな…


授業とはいえ、そういう事のペアになる訳だし話しておくか。


園田が自習をしている教室へと向かった。