午後はセックスの授業!?
第7章 豪×莉恋
教室に戻って自習を始めるけど、明日の龍虎君との授業の事を考えるだけで頭が痛い。
色んな理由からペアが決まっていない人や違反をして反省文を書かされる生徒はそれぞれ違う教室や体育館に集められているようで、教室には私しかいなかった。
龍虎君に殴られたら内臓破裂してしまうかもしれない…やっぱり痛いよね…?
「莉恋ちゃあん、こんな所にいた」
「へ…?な、何?もうペア解消でしょ?」
教室にさっきペアだった人が入ってきた。
最早名前すら覚えていない。
「今日まではペアだろ?ほら、俺達キスするのも忘れてたでしょ?莉恋ちゃん可愛いし、記念にしておきたくてさ」
「え…?もう解消したもん…自分で龍虎君に私の事押し付けたんでしょ?今の私のペアは龍虎君だから無理だよ」
本当に意味わからない…
あの授業が始まる前はこんな変な人と関わることなかったのに。
「いいじゃん、キスは初めてじゃないだろ?それに痛くないし、痛いのが嫌だったんだよね」
「そういう問題じゃな…やッ」
こっちに向かってくるので急いで立ち上がったけど、逃げる方向を失敗して窓の方に追い詰められてしまった。