午後はセックスの授業!?
第4章 璃玖×小夏
その日の放課後。
掃除当番でゴミ出しを決める時の事だ。
中学が同じ男子が多かったから嫌な予感はしていた。
「小夏、ゴミ出し得意じゃん!元ソフトボール部キャプテンだし!」
「は!?部活関係ないじゃん!」
「俺、部活あるから頼むよ」
「1年だから先行って準備しないといけないのわかるだろ?」
確かに部活をしてたらそれはわかるけど…でも今日のゴミの量は一人では大変な量だった。
そんな事お構い無しに部活組は私に押し付けて行ってしまった。
もう…仕方ないなぁ。
分けて持って行こう…ここの教室5階だから往復するのやだなぁ。
ゴミの袋を持ち上げると結構重い…。
「あれ?天野(あまの)しか残ってないの?他の奴らは?」
声を掛けてきたのは七瀬(ななせ)君だ。
廊下側の方を掃除していたみたいで、ホウキを片付けている。
七瀬君は特に何処かのグループにいるわけでもないけど、オールマイティに色んな人と仲良くしているタイプの男子だ。
ノリも良くて、背が高くて格好良いので女子から結構人気がある。
話した事なかったから声を掛けられて少し緊張した。