午後はセックスの授業!?
第4章 璃玖×小夏
「あー…うん、みんな部活動みたい」
「そうなんだ…って!うわ!今日ゴミ多くね!?」
「そうなのー!でも頑張って持ってく」
「俺やっとくよって言いたいところだけど、少し持ってもらっていい?」
「え?」
七瀬君は自分の鞄を肩に掛けると一番軽そうな袋だけ残して他のゴミ袋を両手で持ち上げた。
「あ!半分持つよ!私、元運動部だから重いの余裕だし!」
「それだけ持ってくれたらいいよ、こういうのは男に任せておけって!女子の前で格好付けたいだけだから」
そう言って七瀬君はニッと笑った。
……初めて女の子扱いされた。
七瀬君は冗談っぽく言ってるけど、実際めちゃくちゃ格好良い。
こんな些細な事なのに恋愛経験のない私はドキドキしてしまった。
七瀬君にドキドキしても無駄なのに!
あんな格好良い人とどうこうなるなんて思ってないから!
「天野?どうかした?早くゴミ捨て行こうよ」
「あ、うんっ」
私も自分の鞄を肩に掛けて残ったゴミ袋を持って七瀬君に着いて行った。