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Melting Sweet*Extra

第6章 壊されるほどに*Act.2☆

「こっち、見てくれませんか……?」

 恐る恐る問われる。

 私は少し考え、でも、衛也君の温もりがもっと欲しくて素直に従う。

 衛也君は哀しげに笑みながら、私の頬に伝った涙を唇で拭ってくれた。
 そして、ゆっくりと滑らせ、私に深く口付ける。

「もっと、夕純さんを壊していいですか……?」

 衛也君から紡がれた言葉に、私は少し躊躇ってから頷く。

「私を、壊してしまって……」

 これが引き金となり、衛也君の中の枷が外れた。

「――後戻りはしませんからね?」

 衛也君はそう口にし、新たにコンドームに手を伸ばす。

 期待と不安、半々の気持ちを抱えながら、私はコンドームを着ける衛也君を見つめる。

 衛也君が再び、私の中へと入ってくる。
 何度も馴らされていたから、挿れられる瞬間も圧迫感は全く感じなかった。

 衛也君は容赦なく私を攻め立てる。
 両脚を持ち上げられると深い所まで突かれ、何も考えられなくなってしまう。

「あんっ……あぁ……っ……!」

 激しい律動の中、衛也君が切なげに口にした。

「俺も……壊れそう……」

 薄らぐ意識の中で、私の耳に吐息と混ざり合って静かに響いた。

[壊されるほどに-End]
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