
ママ、愛してる
第5章 瀬戸内
部屋に帰って携帯を開くと、ママと由香からの着信か数回と、LINEが届いていた。
ママからのLINE。
コウの手紙見たよ。
由香との話を聞いてしまったんだね?
辛かったね。
でも、ママはコウの事をいちばんに考えてる。
電話は、しばらく控えておくけど、LINEだけは送らせてね。
返信は、しなくてもいい。
ただ、毎日既読だけは付くようにして。
コウの事、信じてるから。
由香からのLINE。
幸介、ごめんね。
昨日の事、聞いちゃったんだね。
絢子ママには、知らなかったことにしておいて欲しいんだけど、
あれから絢子ママ、大変だったの。
ランチが終わった後、
「今日はコウが、昼ごはん食べに来るって言ったのに、まだ来ない」
って、ソワソワしだして。
あたしに店番任せて、家に帰ったのよ。
それからすぐに、電話があったの。
今日はもうお店閉めるから、
お店のシャッターに『しばらくの間臨時休業します』って張り紙をして。
由香は今日はもう帰って良いよって。
あたしは絢子ママの言う通りに店を閉めて、家には帰らずに絢子ママの家に行った。
そしたら絢子ママ、幸介の手紙を握りしめて、床にへたりこんで泣いてた。
あんな絢子ママの姿を見るの、初めてだったから、あたし何も言えなくて。
ただ、ママと一緒に泣いてた。
幸介の手紙には、あたしには知らせるなって書いてたけど、
あたしが勝手に絢子ママに家に行って、手紙を読んでしまったんだから、
絢子ママを責めないでね。
ねえ幸介。
絢子ママをこれ以上泣かせないで。
あたしは絢子ママのこと、諦める。
辛くて、悲しくて、胸が張り裂けそうだけど、
諦めるよ。
だから、今すぐ、
絢子ママに連絡してあげて。
ママからのLINE。
コウの手紙見たよ。
由香との話を聞いてしまったんだね?
辛かったね。
でも、ママはコウの事をいちばんに考えてる。
電話は、しばらく控えておくけど、LINEだけは送らせてね。
返信は、しなくてもいい。
ただ、毎日既読だけは付くようにして。
コウの事、信じてるから。
由香からのLINE。
幸介、ごめんね。
昨日の事、聞いちゃったんだね。
絢子ママには、知らなかったことにしておいて欲しいんだけど、
あれから絢子ママ、大変だったの。
ランチが終わった後、
「今日はコウが、昼ごはん食べに来るって言ったのに、まだ来ない」
って、ソワソワしだして。
あたしに店番任せて、家に帰ったのよ。
それからすぐに、電話があったの。
今日はもうお店閉めるから、
お店のシャッターに『しばらくの間臨時休業します』って張り紙をして。
由香は今日はもう帰って良いよって。
あたしは絢子ママの言う通りに店を閉めて、家には帰らずに絢子ママの家に行った。
そしたら絢子ママ、幸介の手紙を握りしめて、床にへたりこんで泣いてた。
あんな絢子ママの姿を見るの、初めてだったから、あたし何も言えなくて。
ただ、ママと一緒に泣いてた。
幸介の手紙には、あたしには知らせるなって書いてたけど、
あたしが勝手に絢子ママに家に行って、手紙を読んでしまったんだから、
絢子ママを責めないでね。
ねえ幸介。
絢子ママをこれ以上泣かせないで。
あたしは絢子ママのこと、諦める。
辛くて、悲しくて、胸が張り裂けそうだけど、
諦めるよ。
だから、今すぐ、
絢子ママに連絡してあげて。
