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ママ、愛してる

第1章 めざめ

何事もなく、月日は流れていった。

中学生になって、同期生たちとセックスに関する雑談に混じることも出てきた。
アイドルの○○○をオカズにして、何回抜いたとか、従姉妹とセックスしたとか、そんな話題は日常だったが、みんな思春期の男の子の妄想だった。

相変わらず、僕はアイドルや女優に少しも惹かれなかった。
僕に取って、ママだけがリアルな女であり、それ以外は絵画程度にしか感じなかった。

もっとも、そんな事は口が裂けても言えることではない。

ある日、ママの喫茶店に遊びに来た級友が、僕が由香ちゃんに憧れていると早合点したので、そういう事にしておいた。

確かに、女子大生になった由香ちゃんは、一皮剥けて、綺麗な女性になってはいた。
けれど、僕が中学生になってからは、さすがにおっぱいを押し付けることもなくなり、落ち着いた雰囲気になっていた。

今にして思えば、女の子からオンナに成長していたのかも知れない。

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