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変態ですけど、何か?

第6章 SNS

タクシーが大きくカーブして、ホテル オーサワの玄関前にすべり込んだ。

ボーイさんが、タクシーのどあを開け、
「いらっしゃいませ、秋野さま」

と迎えてくれる。

あたしは、玲子の唾液のだらけの顔を伏せ気味に、タクシーから降りた。

「じゃあ、また連絡するから、よろしくね」

運転手に声をかけ、玲子も降りてきた。

「秋野さま、お待ちしておりました。
いつものお部屋にどうぞ」

「ありがとう」

一万円札をボーイに握らせ、

「里帆、行きましょう」

と言って、あたしの手を取った。


玲子は、フロントを通らず、まっすぐエレベーターに向かう。

「里帆、私もうびしょびしょよ」

エレベーターに乗ると、玲子が小声で言いながら、耳たぶを甘がみする。

「ああっ!玲子。こんなところで!」

あたしの膝が、ぷるぷる震える。

でも、凄く感じてる。

あたしのジュース、もう太ももを伝ってる。

エレベーターの扉が開いた。

玲子はあたしの耳を甘がみしたまま、エレベーターを降り、部屋に向かう。

部屋に入ったところで、ようやくあたしの耳は解放された。


「興奮した?」

玲子が笑いかけてくる。

「ええ、とっても。もう、ショーツがダメになっちゃった」

「うふふ。やっぱり私が睨んだ通り。里帆って、変態でマゾなのね」

「そうよ。玲子の言うとおり、15歳の癖に、変態のマゾ女なの!」

あたしは叫ぶように言って、玲子に抱きついた。

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