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変態ですけど、何か?

第6章 SNS

その後も、あたしと玲子は何度も何度も愛し合った。

男の人とは違って、射精を伴わない愛の交わりは、尽きることがなかった。

あたしはすっかり玲子の虜になった。

お互いに力尽きて、ふたり並んでベッドに仰向けになって、余韻を楽しんでいる。

いつの間にか窓の外は真っ暗になっていた。

時計を見ると、もう夜8時を過ぎている。ホテルに着いたのは1時頃だったから、7時間以上も、愛し合っていたことになる。

玲子が気だるそうに起き上がると、ハンドバッグからタバコを取り出し火を着けた。

大きく吸い込んで、あたしの反対方向に煙を吐き出した。
そんな仕草も、玲子がすると優雅に見える。

あたしが見とれていると、玲子が微笑みかけて言う。

「ごめんね、里帆。タバコ嫌だった?」

あたしは首を振り
「大丈夫。玲子って、タバコを吸う仕草も綺麗だなって、見とれてたの」

「そう?嬉しいわ」

玲子があたしのおでこにキスをした。

タバコを消して、玲子が言う。

「さすがにお腹空いたよね」

あたしはコクりと頷いた。

「ねえ、里帆。今夜は泊まっていかない?」

「でも、パパが・・・」

あたしはちょっと迷っている。

セックスに関しては、あたしは誰にでもヤらせるアバズレだけど、それ以外は模範的な女子高生を演じている。

パパが帰ってくる9時頃までには必ず帰るようにしていて、外泊なんて、一度もしたことがなかった。

でも、玲子にもっと抱かれたい。

あたしが悩んでいると、玲子が言った。

「私が電話を掛けようか?友達のお母さんのふりして、娘さん、今夜はうちに泊まります、って」

憂鬱な気持ちが一気に晴れて、あたしは玲子にしがみついた。


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