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変態ですけど、何か?

第7章 玲子先生

そして、もう一人の玲子。
つまり、玲子先生のこと。

玲子先生への思いは変わらない。
玲子先生は、やっぱりあたしの憧れ。
相変わらず、玲子先生がピアノを弾く姿を見つめて、アソコを濡らしている。

玲子に開発されたせいか、今まで以上に、妄想は発展する。

玲子先生の唇を奪って、
甘い唾液を貪りたい。
先生の白いブラウスのボタンを外して、柔らかなおっぱいを守っているブラジャーを押し上げ、かわいい乳首を可愛がってあげたい。

玲子先生、どんな声を出すのかな?

そして、紺のスカートを脱がせて、頬擦りする。
パンストの上から、秘密の部分に沿って指を這わせると、玲子先生は
「里帆!」ってあたしの名前を口にする。

そうよ。
柚木さん、じゃなくって、里帆って呼ぶのよ。


「柚木さん」

妄想を破って、玲子先生の声がした。

『柚木さんじゃないの。里帆って呼んで!』
心の中で叫びながら
あたしは「はい」って返事をした。

「ボーッとしてるけど、私の話聞いてた?
私が今弾いたのは、誰が作曲したの?」

「は、はい。モーツァルトです。」

あたしは辛うじて答えた。
「いいわ。そのとおり。
ちなみに、何て言う曲かわかる?」

「ピアノソナタ11番。イ長調。ケッヘル311番の第3楽章。トルコ行進曲の部分です」

あたしはスラスラと答えた。

音楽にはもともと興味があったから、簡単な問題。
他の生徒が
「柚木、すげぇ」
と、感嘆する。

「よく勉強してるわね」

玲子先生は満足そうに微笑んで、授業を再開した。




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