変態ですけど、何か?
第7章 玲子先生
授業の後、資料を片付ける玲子先生に、あたしは勇気を振り絞って声を掛けた。
「立花先生」
既に心臓が早鐘を打ち、あしがガクガクしている。
「あら、どうしたの柚木さん?」
あたしに屈託のない笑顔を向けた。
「今日は、ボーッとしててすみませんでした」
あたしはペコリと頭を下げた。
「良いのよ。そんなこともあるわ。彼氏の事でも考えてた?
でも、柚木さん、すごく勉強してるのね。私が授業してるなかで、あんなに完璧に答えたのは、柚木さんが初めてよ。まあ、まだ、教師になって2ヶ月の半人前だけど」
玲子先生は笑顔を絶やさない。
本当に、綺麗!
「彼氏はいません。それより先生、あたしに音楽を教えてくれませんか?授業で習うよりもっといろいろ知りたいんです」
「そうねえ、個人的に教えるのは良くないんだけど・・・
受験科目でもないから、ま、いいかな」
玲子先生は、意外に簡単に引き受けてくれた。
第一関門突破!
あたしは踊り出したいような気分で尋ねる。
「どこで教えてくれますか?」
玲子先生は、少し考えてた、言った。
「学校じゃ、依怙贔屓してると思われるし、私の家に来る?
学生時代から、近所の子供相手にピアノ教室してるから。
家まで遠いかな?A市駅の近くだけど」
「大丈夫です。電車一本ですから。でもあたし、ピアノもできないけど、それでも良いですか?」
「いいわよ。ピアノ出来なくても、音楽好きでいろいろ研究してる人はいくらでもいるよ。
音大行くつもりはないんでしょ?」
「はい。ただ、音楽が好きだから、いろいろな知識を身につけたいんです」
「じゃあ、問題ないわ。勉強何て難しく考えないで、一緒にCD聴いたりして、一緒に楽しみましょう」
それから日時を相談して、次の日曜日に先生の自宅を訪問することになった。
「立花先生」
既に心臓が早鐘を打ち、あしがガクガクしている。
「あら、どうしたの柚木さん?」
あたしに屈託のない笑顔を向けた。
「今日は、ボーッとしててすみませんでした」
あたしはペコリと頭を下げた。
「良いのよ。そんなこともあるわ。彼氏の事でも考えてた?
でも、柚木さん、すごく勉強してるのね。私が授業してるなかで、あんなに完璧に答えたのは、柚木さんが初めてよ。まあ、まだ、教師になって2ヶ月の半人前だけど」
玲子先生は笑顔を絶やさない。
本当に、綺麗!
「彼氏はいません。それより先生、あたしに音楽を教えてくれませんか?授業で習うよりもっといろいろ知りたいんです」
「そうねえ、個人的に教えるのは良くないんだけど・・・
受験科目でもないから、ま、いいかな」
玲子先生は、意外に簡単に引き受けてくれた。
第一関門突破!
あたしは踊り出したいような気分で尋ねる。
「どこで教えてくれますか?」
玲子先生は、少し考えてた、言った。
「学校じゃ、依怙贔屓してると思われるし、私の家に来る?
学生時代から、近所の子供相手にピアノ教室してるから。
家まで遠いかな?A市駅の近くだけど」
「大丈夫です。電車一本ですから。でもあたし、ピアノもできないけど、それでも良いですか?」
「いいわよ。ピアノ出来なくても、音楽好きでいろいろ研究してる人はいくらでもいるよ。
音大行くつもりはないんでしょ?」
「はい。ただ、音楽が好きだから、いろいろな知識を身につけたいんです」
「じゃあ、問題ないわ。勉強何て難しく考えないで、一緒にCD聴いたりして、一緒に楽しみましょう」
それから日時を相談して、次の日曜日に先生の自宅を訪問することになった。