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変態ですけど、何か?

第8章 暴走

お客さん達の視線が、あたしに集中するのがわかる。

あたしは耳まで真っ赤になりながら、
辛うじて手元のDVDを差し出した。

ニヤニヤとあたしの顔から爪先まで、いやらしい視線で舐め回しながら、タイトルを大声で読み上げる。

「[ヌレヌレおまんこ、マヤの課外授業] [露出願望、私のアソコを見て] [私を奴隷にしてください]、以上3本ですね」

「は、はい」

「部屋はどのタイプにしますか」

「あ、あの、マットレスのお部屋に・・・。6時間で」

「了解」

小さなカゴにリモコンとDVD、それにウエットティッシュ、大人のおもちゃを入れ、鍵と一緒に差し出した。

「1980円です」

言われて、あたしは慌てて財布を出した。

その時、後ろから渡辺が、あたしの肩越しにDVDを差し出して言う。

「これも一緒に。部屋はもう一部屋、マットレスで6時間。会計は一緒でいいよ」

「了解しました」

金髪は、タイトルを読み上げる事もなく、手早く準備すると、カゴを差し出した。

やっぱり、あたしが女だから、からかわれたんだ!

腹が立ったけど、何も言えずに2人分のお金を払った。

「おもちゃ、どうします?」

金髪に尋ねられて、渡辺は笑いながら答えた。

「いらないよ、ここにおもちゃがいるからね」

それを聞いて、回りの客からも失笑が漏れた。

渡辺をひっぱたいて逃げ出したいほどの怒りが湧いてくる。
なのに、あたしのアソコ、またジュースを溢れさせている。

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