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誓いのガーランド

第14章 花畑の来訪者 2

「もうしばらくネクタイはいいや」

ボソッと零す花実に、楓が言った。

「しばらくってことは、もう少ししたらまたやろうね」

と恐ろしく追い打ちをかけてくる。

「……もう!!」

楓の胸をポンっと軽く叩くと、楓は「ごめんごめん」と謝った。
花実は息を大きくつきながら、ゆっくりと眠りについていく。もう体力が持たない。
楓の体温を感じながら、昼からうたた寝をきめることにした。

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