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誓いのガーランド

第14章 花畑の来訪者 2

「最近、締切追われて相手してあげられなかったからさ。花実、いつまでも一人で我慢して、『ガーランド』でしてるんだもん。バレバレよ。作者の俺がいるっていうのにねぇ〜」

うっ、バレてた。
花実は恥ずかしさに顔を背けて弁解する。

「だって、忙しいときに欲情する彼女は足手まといじゃん……君の世界の邪魔したくなかった」

楓が集中しているときに、そんなこと言えない。

「ありがとう。でも我慢しないで。今日みたいに寂しくなって襲っちゃうぞ」

お茶目みたいな口調で言うけど、ほんとにもう……。

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