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誓いのガーランド

第14章 花畑の来訪者 2

「次に描く話、ティーンズラブからのお誘いなんだよね」

「へ、へぇ……あ、『ガーランド』と同じ出版社?」

「そうなんだけどさ、それで……」

彼はごそごそとクローゼットの中を漁る。
「あ、これでいいか」と呟いて、花実の方へ向き直った。
手にはちょっと前まで、会社で使っていたネクタイを持っている。

い、嫌な予感しかしないのですが……

花実は逃げ腰になる。そっとベッドから腰を浮かせると、彼に背を向けて寝室を出ようとしたが遅かった。
手首を掴まれて捉えられてしまう。

「ね、手伝って」

「な、何を?」

「縛られてえろいことするのって、どんな感じなのかなっていう、研究」

楓はにこにこしながら、とてつもなくサイコパスなことを口にする。

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