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一時を悠久の時へ

第17章 穢れ

華「あんまり不思議だったから
聞いたら小声で今日は生理だからって」

吽「へっ?!なんでそれで鳥居潜らないの?」

華「でしょ?私もわけがわからなかったの
だからなんで生理中はダメなの?て聞いたら
穢れてるから鳥居を潜っちゃダメなのよって」

阿「えっ?!そうなの?じゃあ偶に内でも
鳥居の横からお参りにくる人いたけど
そうだったって事?」

淡「さぁな、全員そうだかは知らんし
確かに血生臭い時もあったが
それを穢れなどとは思って無いからな」

元々あちらとこちらの世界は曖昧だった

いつの間にか目には見えない境界線ができ

そのうち一部の者が権力を握ったり

それを奪いたい者達と争い事になったり

繰り返すうちに隔たりは大きくなって

わかりやすく鳥居や社が建てられた

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