テキストサイズ

一時を悠久の時へ

第18章 選ぶ為に

祭壇の間には華炎と二人…

淡「華炎は今年幾つになる」

華「誕生日がきたら十三歳だけど
それがどうかしたの?」

淡「そうだ…干支が再び巡った十三祝の歳…」

華「十三祝い?」

淡「人の世では節目として祝うだけだが
華炎は人の世と神の領域の狭間にいる」

華「神の領域では何か違うの?」

淡「いや…十三は節目の歳なのは変わらぬ
ただ…」

華「ただ…なに?」

何か重大な話をされると雰囲気でわかるのか

瞳が少し怯えるように揺れる

ストーリーメニュー

TOPTOPへ