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一時を悠久の時へ

第18章 選ぶ為に

新しい年になってとうとう華炎が十三になる

三が日も明けて落ち着いた

いよいよ華炎に話す時がきた

淡「華炎…話がある」

華「ん?淡河なに?」

いつものような返事が返ってきたが

いつもと違う雰囲気は伝わったようで

寛いでいた姿勢がピンとなった

淡「大事な話だから祭壇の間で」

祭壇の間と言われて少し緊張しながらも

素直に俺の後に付いてきた華炎の後ろを

不安そうな顔した阿形と吽形が見送っている

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