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一時を悠久の時へ

第22章 宴の後の静けさに

珍しくまだ起きてると駄々をこねる華炎を

阿形が宥めながら寝室に連れて行った

いつもなら、華炎が人の道を選んだ時に

生活に困らない様に人手を使い片付けるが

この場に華炎は居ないし

何より人の道は選ばなかったのだから

まぁいいかと指を一振りして片付けた

そんな俺に吽形は苦笑して

華炎の様子を見に部屋を出て行った

さっきまでの騒がしさが消えた部屋

華炎が此処に住む前は

何千年もこんな感じだった…

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