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一時を悠久の時へ

第5章 時は巡り

そんな時を過ごしているある日

見張り役の木の葉から雛が体調を崩したと報告

そんな報告は今迄も何度かあった

それでも雛は俺を呼ばないから

助けたくても助けに行く事ができず

木の葉達に気休め程度の対処をさせてきた

今回も助けなど呼ばないと思っていたが…

『くるし…おう…ちゃ…たす…け…』

とぎれとぎれに助けを呼ぶ雛の声

淡「阿形!吽形!行くぞ!」

既に二人も聞こえてたようで

俺の言葉を待たずにクルリと台座から飛降り

人形に耳と尻尾を生やした姿になる

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