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一時を悠久の時へ

第5章 時は巡り

少し安心したが…

これだけでは何も治療になってない

仕方ない…人の手を借りねば

淡「阿形、吽形、人の姿になって誰か…
そうだな…交番に行って誰か此処に連れて来い!」

阿「でも…俺達…まだ耳と尻尾が…」

吽「それに今時の子供の服装では…」

淡「大丈夫だ!今の時期大なり小なり
何処かでは祭りがある
その耳と尻尾は祭りで買った作り物に見える
服装も浴衣に変化させて行けば完璧だ」

阿「わかった!行くよ吽形!」

吽「はい!連れて来る理由は道中考えましょう」

出て行こうとした所に

鴉が何かを投げ込んでガラスの割れる音

淡「有難う鴉よ」

阿形と吽形も直ぐに察したのか駆け出して行った

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