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一時を悠久の時へ

第5章 時は巡り

淡「そうか…怖がられてしまうかもしれないが…」

クルリと蛇の姿になって雛の体に巻き付く

この姿なら俺の体温は低いから少しは冷える

雛「…へび?」

ひやりとしたのか雛の閉じていた瞳に

蛇の姿になった俺が映る

淡「そうだ…元々この姿にはなれるが
あれから修行もしたので少々でかくなったがな…
怖いか?」

雛「…おう…ら…こわ…ない…」

切れ切れながらも俺の頭に手を添える

雛「んふっ…おうちゃ…つめたくて…いい」

キュッとしがみついて安心した笑みを浮かべる

淡「そうか…良かったな、ほら…水も飲め」

コップを口元に持って行けば

今度は少しづつだが飲んでくれた

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